裁判例解説①

 獣医師は、飼い主との診療契約に基づいて飼い主の意向を確認し、飼い主に対して説明義務を負うと判示した事例。ペットが一時生死を危ぶまれる状態になったこと、入院期間が長引いたことなどを理由に、1審では20万円とされた慰謝料が40万円に増額された事案(東京高裁H20.9.26)

 

獣医師の注意義務の基準は、診療当時の臨床獣医学の実践における医療水準であるとした上で、獣医師が自ら医療水準に応じた診療をすることができないときは医療水準に応じた診療をすることができる医療機関に転院することについて説明すべき義務を負うと判断し、それが診療契約に基づく獣医師の債務の内容であると判示しました。

判決では、動物の診療についての特性を理由として、説明義務の内容について具体的に判示しています。

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